ヒビノデキゴト

二人目妊娠~流産経過記録

稽留流産 入院当日


10時前に病院到着

10時半頃 夫と供に説明を聞く。(11週になって数日は動いていたと思うがそのあと成長が止まっている。9週くらいであればほとんどが胎児側の原因で流産、あなたの場合は子宮側の原因ももしかしてあるかもしれないが何とも言えない。普通は11週を過ぎれば流産は少なくなっている。)

内診で再確認。頭やお腹の大きさはやはり11週あたり。心臓は動いていればモニター画面でチカチカして見えるがそれが確認できない。

その後、人工的なラミナリアより細い棒で子宮口を徐々に拡げる処置。最初の消毒も奥までするので、ズーンと腹部が痛い。そして次に棒挿入。更に奥の方までジンジン痛みが広がり、生理痛の痛み。横になって休んでいたら15分くらいで治まった。

血圧を処置後計ると上が150あった。病室で横になって再計測後110に落ち着く。

院長先生いわく帝王切開の傷があるので、そこから出血を起こさないように細心の注意をしなければならないと説明される。
その為、昼食後にまたラミナリアを2、3本。夕食前に4、5本挿入しなければならない。
普通は一回で終わるところ、ゆっくり子宮口を拡大しなければならないため数回にわけて処置しなければならないそう。
帝王切開の傷の痛みも相当痛かったが、また別の種類の鈍い痛みに耐えなければいけないのが憂鬱。二度目からは少しは慣れるだろうか。

テレビやスマホで気は紛れるので涙が出そうになるなど今のところない。昨日までは時折思い出して涙が出てきたりしたけど、自分の中で整理がついてきたのかもしれない。夫や娘が側に居てくれたことも大きい。

処置後はセフゾン(抗生物質)を六時間おきに飲む。

13時過ぎ 二回目の処置。ラミナリアを3本入れた。どうしようもないかなりの痛みに気が遠くなりそうだった。
力を入れてしまった?からか時間がかかり、痛みに耐えるのに息を止めていたかもしれない。心臓も緊張でバクバクしているのがわかった。痛いけど頑張ろうと娘の顔を思い出して何とか乗り切る。

17時半頃 三度目の処置。覚悟を決めて診察室へ向かったが、これは相当な痛みだった。陣痛とは比べられないけど、それに匹敵するくらいに感じた。前に入れた3本を抜く時は一本づつ入れる時より大きな鈍い痛み。
そして新しい5本を挿入。
一本づつ入れ5本入ったが、抜けてくるらしく何度も調整したり、その後のガーゼや綿球を入れるのも子宮口の奥を刺激されるようで苦しかった。
終わったあとは脂汗をかいていた。
痛いのはこれで最後だと思うと少しホッとした。

これから出血が増えたり、陣痛のように痛みが強くなるならナースコールするように言われた。そしたらどうなるんだろうと思ったけど、もう聞く気力も残っていなかった。